こんにちは、腸の健康アドバイザーsayuriです。
前回は、腸内環境を改善することで免疫力を高める4つの方法♡ 必読!ついてご紹介しました。
で、今日はどんな内容にしようかな…って迷ったんですが、
前々から気になっていたこと!便秘ってそう大したことない。みたいな意識を持っている人が余りにも多いので、今日は便秘についてお話をしたいと思います。
便秘くらい!って思っているあなた!それは間違ってますよ。
便をただ出してスッキリしたい人は、便秘薬の研究をしてください。
便秘を治したい!本気で便秘を解消したい!と思っている人は、最後まで読んでくださいね。
腸内環境が悪化すると病気になるよ!

便秘を病気と思っている人って、どれくらいいるのかな?多分だけど、便秘で病院に通う人って殆どいないと思います。
軽い風邪みたいなイメージでしか思ってないんじゃないかな?
鼻風邪くらいなら、薬とか飲まなくてもそのまま数日すれば治るもんね!
そんな感覚!便秘も便秘薬を飲めば、明日の朝に便が出て「あぁ~スッキリ!便秘治った」で、また3日後くらいに便秘薬で無理矢理出す!みたいな感じ。
便秘薬飲んだらスッキリ出るから、私は大丈夫!とか。もう最悪です!
近年、便秘外来を設置している病院が増えてきています。
それは、便秘をそのまま放置すると、さまざまな病気の原因に成り得るからです。
便秘薬では便秘は絶対に治らない

分かって欲しいのは
絶対に便秘薬で便秘は治りません!ってこと
腸の基本的な働きって、消化・吸収・排泄ですよね!腸の基本的な働きについては、⇒腸内環境を改善すると本当に病気が治る話!腸の働きってホントに凄いよ必読!で説明しているのでチェックしてください。
便秘薬の効果は、腸の働きの排泄の部分!便秘薬で腸に刺激を与えて排便を促します。
だから、便秘の人って便秘薬を何年も服用していますよね!納得ですね!
本当は腸の働きによって自然に起こる働きを、人工的に起こすわけです。よく、便秘薬を飲むとお腹が痛くなったり、下痢を起こしてしまったりすることがありますよね?
その症状、便秘薬飲んでるから仕方ない。とか思っていたら大間違いです。
その症状は便秘薬による副作用です!
便秘薬の怖い副作用

便秘薬の副作用で怖いのは
- 腸の機能が低下し更に便秘を悪化させる
- 腸の善玉菌の量が激減してしまう
便秘薬の副作用は、もっともっとありますよ!
この2つは便秘薬の副作用の代表的なものです。
便秘薬を飲んだら便秘になる?
なんか変な感じだけど、これはホントのことです。
だって、便秘薬の副作用は腸内環境を悪化させるんですからね!
便秘薬を長期間服用している人の腸は、食べ物のカス(老廃物)を排出する機能が低下するだけではありません。
- 食べ物を消化する働き
- 私たち必要な栄養素を吸収する働き
- 老廃物を排出する働き
腸の基本的な働きである、消化・吸収・排泄の働き全ての機能が低下してしまいます。
この腸の基本的な働きが低下することによって腸内環境は悪化し、腸の大切な働き免疫系の誤動作を起こすようになります。
腸内環境を免疫の関係については腸内フローラを改善すると病気が治る話!腸は人体最大の免疫器官です。必読!でご紹介しています。
- ウイルスや細菌など病原菌と、わたしたちに必要な細菌の区別がつかなくなる
- ガン細胞など、細胞のミスコピーを瞬時に認識し破壊することができなくなる
- 腸管免疫力が低下することで、全身の病気にも関わってくる
これが真実なんです。だから、便秘をあまくみてると大変なことになってしまいます。
腸の働きと免疫力、腸が健康であるかどうかは、便秘や下痢などの腸の不調だけではなく、大腸ガンなどの重大な病気に加え、全身の病気にも関わっています。
腸内環境の悪化で増えている病気は?
ここ数年、健康ブームで雑誌やテレビなどでは常に健康情報を取り上げています。
その内容を見ると、腸内環境とか腸内フローラって言葉出てきますよね。腸活や菌活など、若い人たちの間でも腸の健康が注目されるようになってきました。
はじめは、ダイエットや美容といった入口でも、とっても良い傾向だな。と思います。
では、今、日本で増えている腸の症状や病気についてお話していきます。
便秘・下痢などの排便異常

便秘と下痢、この2つの排泄異常について1つずつ見ていきたいと思います。
便秘の原因と主な理由
便秘は大きく3つに分けることができます。
- 腸のぜん動不全型
腸のぜん動運動が低下することが原因で起きているタイプで、この便秘の特徴は便が腸のあちらこちらで滞留し、腸の動きがどんどん鈍くなり慢性の便秘に進行して行きます。
慢性の便秘になることで、腸に溜まった老廃物が異常発酵を起こし、毒素を発生させ悪玉菌が増えてしまい、腸内環境が悪化してしまいます。 - 直腸・肛門型
直腸・肛門型の便秘は、腸の最終段階まで便が送られているのにも関わらず、我慢したりすることによって、脳から送られる排便の指令が正常に働かなくなってしまいます。
また、肛門括約筋の筋力の低下や、痔の痛みなどが原因で便をうまく押し出すことが出来ないことが原因のこともあります。 - ストレス型
スごとや人間関係のストレス、また睡眠不足などによって自律神経のバランスが乱れ、副交感神経の活動が低下することで、腸の働きが弱まってしまいます。
このストレス型の特徴は、自律神経のバランスの乱れによるものなので、便秘と下痢を交互に繰り返すことがあります。
このような便秘を解消するためには、その症状に合った対策をする必要がありますが、全ての便秘に共通することが、腸内環境は悪玉菌優位になっていることです。
便秘のほとんどの生活習慣の乱れからくるものです。生活習慣を改善することで便秘は治ります。
- 食生活の乱れ
- 水分不足
- ストレス
- 運動不足
- 体内時計の乱れ
- 便秘薬(下剤)の乱用
毎日のことなので、少し気をつけるだけでも変わってくると思いますよ。
まず、すぐに出来る手軽な方法としては、腸内環境を整える効果がある乳酸菌サプリを、生活の中に取り入れてみて下さい。
便秘が解消するための乳酸菌サプリの選びの2つのポイント!必読!はこの記事でご紹介しています。
下痢の原因と主な理由
下痢と診断されるのは、「成人で1日に200ml以上の水様便が出る状態」とされています。
- 暴飲暴食
- お腹の冷え
- ストレス
- ぜん動運動の過度の活発化
このような一時的な下痢の症状の場合は、あまり心配することがありません。
ただ、下痢と便秘を交互に繰り返すような場合は、過敏性腸症候群の場合があるので注意が必要です。
過敏性腸症候群の原因と主な理由
過敏性腸症候群の原因は明確にされていないことが多く、ストレスが過敏性腸症候群の大きな原因であると言われていました。
しかし、近年ストレスは過敏性腸症候群の症状を悪化させる要因のひとつであり、直接の原因ではないという研究結果も報告されています。
そして過敏性腸症候群の原因は、ぜん動運動など腸の運動異常と、腸管の知覚過敏が原因だとされています。
過敏性腸症候群の症状は、3つの分けることができます。
- 下痢型
- 便秘型
- 下痢と便利の混合型
過敏性腸症候群の症状を放置すると、大腸ガンへのリスクも高くなるので、早期のうちに生活習慣の改善を行うことをおすすめします。
潰瘍性大腸炎・クローン病などの難治性炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎とクローン病は、炎症性腸疾患という病気群に属していて、1980年頃から日本で急増している腸の病気で難病指定されている病気になります。
10~20代の若い年齢に発症するのが特徴で、腸管免疫の機能の異常によって起きる病気と考えられています。
難治性炎症性腸疾患の主な症状
- 便秘
- 下痢
- 腹痛
- 下血
潰瘍性大腸炎では、大腸の粘膜に炎症が生じ、びらんや潰瘍ができます。
クローン病では、小腸と大腸の粘膜と筋肉層に炎症が生じ、小腸の粘膜周辺に腫瘍ができます。
難病指定されている病気は、免疫疾患の病気が多いですね。
難治性炎症性腸疾患の原因と主な理由
この2つの病気の原因は明らかにされていませんが、腸管免疫の異常によって起きている病気だと考えられています。
難治性炎症性腸疾患の人は、リンパ球(免疫細胞)が本来攻撃しなくてもよい物質にも攻撃してしまう現象が確認されています。
この現象は、腸管免疫を機能させるための免疫寛容(めんえきかんよう)が破たんしてしまっていて、免疫系が活性化し過ぎている状態です。
この免疫寛容については腸内フローラを改善すると病気が治る話!腸は人体最大の免疫器官です。必読!で説明しています。
腸管免疫に直接働きかける乳酸菌として注目されているのは、高機能乳酸菌サプリです。この乳酸菌サプリの特徴は、腸内環境改善効果はもちろんですが、腸管免疫細胞に直接働きかけ免疫バランスを整えることができる、優秀な乳酸菌サプリです。
免疫力を向上させるだけでなく、活性化し過ぎた免疫を抑制する効果があるので、免疫異常によって起きる病気に素晴らしい効果を発揮しています。
高機能乳酸菌サプリについては乳酸菌専門店MIHARUおススメ!にお問合せください。
大腸ガン
大腸ガンは、1980年頃から増加しはじめ、女性に関してはガンの部位別死因の第1位、男性は現在3位ですが、近い将来2位になると言われています。
大腸ガンの罹患率が増加するのは40代です。近年では30代の大腸ガン患者も増加傾向にあります。
大腸ガンは、高齢者の病気というのはひと昔前の情報で、若い年齢の人でも大腸ガンの予防法を実践する必要があります。
大腸ガンの原因と主な理由
大腸ガンの原因は、食生活や運動不足と言われています。
この状態は、気をつけて!日本人の腸内環境が悪化している!必読!でご紹介していますので、チェックしてください。
そして、便秘が大腸ガンに原因になっていることも否定することが出来ません。
便秘症で便が溜まりやすい場所は、S状結腸や直腸と言われています。大腸ガンも同じく、S状結腸や直腸での発症が多いのです。
また、腸の消化・吸収には肝臓から分泌される胆汁酸が必要になりますが、便秘の時はこの胆汁酸の濃度が高まることが分かっています。
この胆汁酸の代謝産物(二次胆汁酸)が発ガンに関係があるとも言われています。
その他にも、生活習慣病である肥満や糖尿病も大腸ガンのリスクを高めていることも知られています。
ガン細胞は、今日発生したとしてもガンを発症するまでには長い年月が掛かります。
腸管免疫力が正常に働き、ガン細胞を攻撃することが出来れば、ガンを発症することがありません。
大腸がんの予防は腸管免疫力を高めることが最も重要になります。
定期健診とかも受けるようにしないといけませんね。
うつ病・ストレス

現代人はストレスフルの環境で毎日を送っています。ストレスのない生活、理想ではありますが、なかなか難しいですね。ストレスと腸の関係については、腸内環境悪化の原因ストレス必読!でご紹介しています。
ストレスなどの脳からに信号を、腸は敏感に察知します。
はじめた軽いストレス症状が原因で、腸の不調を感じ、腸の不調によってセロトニンの分泌量が減少することで、うつ症状を引き起こしてしまいます。
そして、うつ症状が、更に腸の不調を増進してしまいます。
うつ病を改善するためには、腸内環境の改善は必須になっています。
乳酸菌でうつ病が治る?腸内細菌がうつ病克服のカギ!必読!
アレルギー疾患

近年、急増している花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、体外から侵入する異物に対して、体の免疫機能が過剰な反応を起こす免疫異常の病気であることが、分かってきました。
花粉や、食べ物など本来、私たちの体に毒性がないものや、毒性の低いものに免疫細胞が必要以上に反応し攻撃をしてしまいます。
攻撃をするときに発生する化学伝達物質が神経や血管を刺激し、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の症状を引き起こしています。
さまざまなアレルギー疾患を改善するためには、腸内環境を改善し腸管免疫力を高めることが大切になってきます。
また腸内環境の悪化は、ニキビやシミ、くすみなど肌トラブルの原因にもなっています。
さらに腸内環境の悪化は、老廃物の排出機能がにぶくなり、全身の代謝が低下してしまいます。代謝が低下すると、冷えやむくみ、太りやすくなり美容面においても大きく影響を及ぼしてしまいます。
まとめ
いかがでしたか?途中、ちょっと怖い話になってしまいましたが、たかが便秘と思っていると将来、取返しのつかない大きな病気へと、発展してしまうかもしれません。
腸内環境の悪化によって、起こり得る病気
- 便秘や下痢などの排便異常
- 難治性炎症性腸疾患
- 大腸ガン
- うつ病・ストレス
- アレルギー疾患
その他、生活習慣病なども腸内環境の悪化が大きな原因になっています。
腸内環境の改善は、日常の生活から少しずつ出来ることからはじめてみましょう。
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