最近テレビ見ていると、このキーワード見ない日がないですよね~
- 腸内環境
- 腸内フローラ
- 腸内細菌
- 乳酸菌
- ヨーグルト
- 善玉菌とか悪玉菌とか…
腸って、便秘とか下痢とか、お腹痛い!とか便通に関すること影響しているイメージから、腸の健康って殆どの病気に関係してて、大きな影響を与えてる!って急に注目されはじめました。
でも本当は、ノーベル賞学者のメチニコフ博士のヨーグルトの長寿説ってのがあって、ヨーグルトに含まれている乳酸菌が体に良い影響を与えてるんじゃないか?って100年も前から言われていました。
多分、このメチニコフ博士の学説が、乳酸菌の健康効果を世に打ち出した、最初だったと思います。
もし、その頃から腸内細菌の研究にもっともっと力を入れてたら、病気で苦しむ人が少なくなったかもしれませんね。
それくらい、腸内環境と病気って関係あるんですよ。
腸内細菌を味方につける生活こそが健康につながる
腸内細菌の研究は、わずか数年の間に急速に進んでいきました。
なんで?急に研究するようになったの?ってのは、長~ぃ話しなるので、またの機会にお話するとして、簡単に説明すると、腸内細菌の研究をするための方法が見つかったことが切っ掛けになっているんですね。
腸が病気とかにも関係しているらしいよ!ってことは、知っている人も多くなってきましたが、詳しいメカニズムを知っている人って、まだまだ少ないんじゃないかなぁ~
自分のからだのことですから、この機会にしっかり腸の仕組みについて知って頂きたいと思います。
腸のパワーって凄い!腸の働きを知ると分かる
腸って長いのは分かるけど、実際にどれくらいの長さがあると思いますか?
答えは、腸の長さは7~9メートル、広げるとテニスコート1面分にもなると言われています。
凄いですよね~!私たちお腹の中には、7~9メートルもの腸が入っているんですね。
ところで、腸の働きって詳しく知ってますか?
消化・吸収・排泄、ここまでが今まで知られていた腸の働きですよね。
ホントはもっと凄い腸の働きがあるんですよ!
それは、また後ほどお話するとして
この消化・吸収・排泄の仕組みって、皆さん詳しく知ってますか?
せっかくなので、ちょっと説明してみますね。
腸ではこうして消化・吸収する
腸を大きく分けると、小腸と大腸に分けられますが、さらに小腸・大腸それぞれに細かい名前がついていますが、みんな言えますか?
大腸は、盲腸⇒上行結腸⇒横行結腸⇒下行結腸⇒S状結腸⇒直腸と区分されます。

口から食べた物は、食道を通って胃に入り、胃液によって消化されます。
消化され、かゆ状になった食べ物は、小腸である十二指腸空腸へと送られ胆汁や膵臓の消化液などによって、さらに消化分解され空腸⇒回腸へと運ばれ、栄養素が吸収されていきます。
そして、残った老廃物は大腸へと流れ、盲腸⇒上行結腸⇒横行結腸⇒下行結腸⇒S状結腸⇒直腸⇒肛門と、流れていきます。
この長い道のりの中で、消化・吸収・排泄という働きが行われているんですね。
排泄は腸の運動機能によって行われる
腸の最後の働きは、排泄の働きになります。
便秘で苦労している人も多いと思いますが、腸の大変な仕事を知ることで、もっと腸に優しい生活をしよう!って思ってもらえるといいなぁ~と
食べた物が、便として肛門から排泄されるためには、長い7~9メートルもある腸の中を移動することになるのですが、その役目を担うのが「分節運動」と「ぜんどう運動」と言われる腸の運動です。
ぜんどう運動は、よくテレビなどでも紹介されているので知っている人も多いと思いますが
腸のぜん動運動とは、大腸で起こる運動で、腸管の食べたカス(老廃物)を肛門の方へ送る動きのことですね!老廃物が直腸に到達したときに、便意を感じる仕組みになっています。
では、分節運動とはどんな運動なのか?
腸の分節運動とは、小腸と大腸で起こる運動で、腸管が縮んだり緩んだりを繰り返し、老廃物をかき混ぜながら運搬していく運動のことです。
腸は、この分節運動とぜんどう運動によって、老廃物(食べ物のカス)の運搬し排泄のサポートをしているんですね。
腸が健康であれば、私たちが意識しなくても口から入った栄養素は、消化・吸収され直腸まで到達していきます。
ここまでの腸の働きだけでも、本当は凄いことなんですよね。
よく考えて見て下さい!私たちは腸がなければ生きていくことが出来ません。
食べた栄養を消化・吸収し必要のない老廃物は排出する。この腸の働きがなかったら死んでしまいますよ!
実際に便秘が原因で6.7kgもの便を溜め込み、腸閉塞になって死亡した女性のニュースが話題になったことがありました。
ちょっと素朴な疑問..でもどうやってトイレに行きたい!とか我慢したりできるんかな?
だって、自然に排泄されてしまったら、垂れ流し状態になるよね。みんなオムツとかせんとあかんようになるよね。
腸は第二の脳(セカンド・ブレイン)のお話
私たちが「トイレに行きたい!」と感じるのは、脳の中枢で自覚されます。
私たちの体の中で、神経細胞が多いのは脳ですよね!脳には神経細胞が約150億個以上あるとされています。
その次に多いのが、腸なんですよ!腸に神経細胞?と思うかもしれないけど、腸には約1億個の神経細胞が存在すると言われています。
腸は第二の脳って聞いたことありませんか?腸は第二の脳(セカンド・ブレイン)と呼ばれています。
そして腸が凄いのは、腸のぜんどう運動は腸の神経細胞によって老廃物の位置を感知し、腸管を動かす指令を出しています。
これが、腸のセカンド・ブレインの働きなんですね!
腸の凄いところはこれだけではありませんよ!
腸のぜん動運動にはセロトニンという、神経伝達物が関係しています。
セロトニンと腸がどう関係あるの?と思いますよね?だってセロトニンって、幸せホルモンと呼ばれるホルモンの一種ですから
そう!うつ病とかの原因になるホルモンのことです。
うつ病は精神的な病気で、セロトニンの分泌量が減少することが原因と言われています。
セロトニンって、普通に考えたら脳にたくさんあるんじゃないの?って思いますよね?
当然だと思います!だってうつ病は心の病、精神的な病気ですからね。
でも、実は体内のセロトニンの約90%が腸に集中しています。腸に存在するEC細胞から出されているセロトニンが、腸のぜん動運動を促しているんですね。
と言うより、腸内環境が悪かったら、うつ病は絶対に治りません!
セロトニンの豆知識
セロトニンの話が出てきたので、ちょっとセロトニンの豆知識!
腸の中に90%集中しているセロトニンですが、その原料となるのはトリプトファンという必須アミノ酸です。
このトリプトファンは、私たちは体の中で作ることができないので、食品から摂る必要があります。
トリプトファンが豊富な食品と言えば、赤身のお魚や肉類ですね。そして、セロトニンを作るためには、もうひとつビタミンB6を同時に摂る必要があります。
ビタミンB6が豊富な食べ物は、にんにくなどの香辛料ですね。
セロトニンの分泌を促すためには、腸内環境と改善させると同時に、トリプトファンとビタミンB6を食事に取り入れるようにしてくださいね。
そんな食事に気をつけること出来ないよ!って思っているあなた!マジで病気になりますよ。食事が無理なら、サプリなどを上手く取り入れるのもイイかもしれませんね。
トリプトファンとビタミンB6が同時に摂取できるサプリ探したらありました。
こんなの如何ですか?『やすらぐ豆乳飲料』初回限定1,950円 送料も無料です。
まとめ
今回は、腸の基本的な知識のお話をしてみました。
本当は、もっと凄い腸のお話までしようと思ってましたが、次回のお楽しみにしたいと思います。
腸の基本的な働きを知るだけでも、私たちが生きていくために腸がそれだけ大切な働きをしているのを、分かって頂けたと思います。
腸の勉強をすればするほど、腸の働きを知れば知るほど、健康は腸の健康があってこそ成り立っていることが分かります。
腸に良い生活を真剣に考え、実践することであなたを悩ます病気を改善することが出来るかもしれません。
次回は、今注目されている腸の働きについてお話を進めていきたいと思います。
>>次の記事は腸内フローラを改善すると病気が治る話!腸は人体最大の免疫器官です。必読
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