こんにちは、腸の健康アドバイザーsayuriです。
皆さん、インフルエンザ大丈夫ですか?
現在、インフルエンザ大流行を示す警報地域が広がっていますよ~!
2016年2月15日に国立感染症研究所が発表によると、日本全国インフルエンザ警報地域が急増しているようです。
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学見ましたか?
今回の話の主役も『免役細胞』でしたね!
免役力をアップさせる方法は色々あるんですが、今回紹介していた2つの方法のうち1つは私も知らない方法でした。
誰でも簡単に実践することが出来ますので、早速ご紹介していきましょう!
あなたの免疫細胞は元気に働いてる?それともお休み中?
テレビの冒頭で、現在の日本列島ではインフルエンザ大流行だとか!
私の住んでいる大阪府も警報でてましたが、私は至って元気です!(笑)
そう!いくらインフルエンザが大流行したとしても、インフルエンザに感染する人と、感染しない人がいますよね!
私たちのからだの中の免役細胞たちは、外部からインフルエンザなどのウイルスとか細菌などの敵が侵入してきても、即効で見つけてやっつけてくれます!
私たちのとって、ものすごく心強い味方ですね。
免疫力こそが、私たちが病気にならないからだを作る上で
絶対に欠かすことのできない、健康長寿の要ですね。
これは、インフルエンザや風邪だけに限ったことではありません。
例えば、日本人の死亡原因1位の「がん」
がん細胞は細胞のミスコピーみたいなもので、健康な人であっても毎日のように、がん化した細胞が生まれています。
その数は、1日に2000~3000個にも及ぶと言われています。
毎日がん細胞が生まれているのに、どうして癌にならないの?

毎日、がん細胞が生まれているって俄かに信じにくくないですか?
それやったら、みんながん患者やん!
まぁ~。現在の日本では、3人とか2人に1人が癌を経験する!と言われているので、それも間違ってはない気もしますが
それでも半数以上は、がんを発症することなく健康な日々を送るわけですよね。
それは、がん化した細胞を、免疫細胞が日々私たちのからだをパトロールして発見し、殺してくれることで、がんに侵されることなく健康に生活することができています。
その免役細胞の中でも重要な役割を担っているのが、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)と呼ばれる免疫細胞です。
私たちのからだの中で、休むことなく働き続けている免疫細胞たちの話はあなたを守る内なる名医!免疫細胞のことホントに知ってますか? 必読!をご覧ください。
簡単に言うとNK細胞と言えば、どんな敵にも素早く反応し攻撃を仕掛けていき、外敵を手あたり次第殺してくれると言われていますが、自分の体の中でNK細胞が戦っている姿って、見えないでしょ?
その映像が、今回のたけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学の放送の中で、
「NK細胞が、がん細胞を撃滅する貴重な画像」が紹介されていました。
ここで、その映像を紹介することができないので、
私がどこまで活字で伝えることができるか!挑戦!!と思ったけど難しいので
テレビの映像を見てイメージ図を作ってみました!

左の黄緑色の粒つぶは、がん細胞を1万個培養したものと思ってください!
その中にNK細胞を入れて3時間後が、右の丸の中!何度も申し上げますが、イメージですよイメージ!
1万個のがん細胞を培養し、NK細胞を入れると3時間後には
がん細胞の殆ど死に絶えた!
しかし、NK細胞を入れずにそのまま放置してると、2日後がん細胞は約2倍に増えていました!
こうなってしまうと、がんを発症してしまう可能性がある状態ということなんですね。
免疫力って、目で見ることは難しいのですが
免疫力の低下を、からだで感じることは出来ると思います。
例えば
- 最近、風邪をひきやすくなったとか
- 一度風邪をひくと、なかなか治らないとか
- 疲れやすい
思い当たることありませんか?このような症状を感じている人は、免疫力が低下しているかもしれません!
免疫力の低下の大きな原因は加齢!
何だか嫌な響きですけど、私たちが知らない間に免疫力が低下しています。
免疫力は、20代をピークに下がり続け70代になると半分以下になってしまいます。
高齢者になると、がんになる可能性が高くなるのは、免疫力は下がるからと考えられています。
免疫力が低下するのは免疫細胞が寝てるから!
免疫細胞って、私たちのからだを守るために、めっちゃ頑張って働き続けてるんじゃないの?
miyuちゃんは若いから、免疫細胞は元気に働いてると思うよ!でも、年齢と共に免疫細胞たちも疲れてくるのかな…
実は、免疫力の低下にはある意外な原因があるんです。
免疫力が落ちてしまう原因は、
わたしたちの体の中にある免疫細胞が寝てしまっているから!

がぁ~ん!マジで!!!
なんと、私たちのからだを守ってくれているはずの免疫細胞が、仕事もしないで休んでいる…
どういうこと?
テレビの絵のように上手には描けないけど、またまたイメージ図!

健康なからだの免疫細胞は、からだの中の網目のように張り巡らされた、リンパ管の要所要所にあるリンパ節と呼ばれる部分で常にスタンバイしています。
そしてリンパ節から定期的に出動し、血管を巡って全身をパトロールし、異物を発見すると直ぐに攻撃を開始し病気からからだを守ってくれています。
ところが、免疫細胞の動きが悪化すると
免疫細胞たちは、リンパ節の中で休んだままパトロールをさぼってしまいます。
この状態が、免疫力低下の大きな原因のひとつと言われています。

誰でも簡単にできる!免役力アップのための2つの方法
では、低下してしまったその免疫をあげるには?
今回は2人の免疫力の専門の先生たちが、免疫力アップ方法を紹介してくれていました。
1人目の先生は、免疫力を高める生理学研究の権威
信州大学名誉教授 大橋俊夫先生
2人目の先生は、ある生活習慣が免疫力に及ぼす影響を研究する
国際医療福祉大学大学院 前田眞治先生
では早速、免疫力アップのための2つの方法を紹介していきましょう!
免疫力アップ法その1. 休んでいる免疫細胞をたたき起こす!
信州大学名誉教授 大橋俊夫先生の研究によって明らかになった免疫力アップ法は
休んでしまっている免疫細胞たちを、たたき起こせ!
いやいや…たたき起こす!とか表現が、ちょっと荒っぽいですがその方法とは?
毎日昼食を食べた2時間後に、仰向けに寝ながら腹式呼吸を20分間する
どうして横になると免疫力がアップするのか?
横になることで、リンパの流れが良くなるため!
免疫細胞は、基地となっているリンパ節からリンパ液の流れに乗って、血管を通って全身をパトロールしているので、リンパ液を流すことで、休んでいる免疫細胞を目覚めさせることが出来る!
リンパ液の流れが悪くなると、リンパ節に流れ込むたんぱく質の量が減るため、NK細胞がパトロールに出かけないようになってしまいます。
リンパ液の流れを良くすることで、NK活性(NK細胞の状態)が上昇することが、大橋先生の研究によって明らかになっています。
リンパ液は、心臓のようなポンプ機能がないため、リンパ液の流れが滞りがちになってしまいます。
そのため、立ち姿勢や座り姿勢が続くと、重力の影響でリンパの流れが悪くなり、特に下半身にたまりやすくなるんですね!
なので、リンパの流れが滞っている人は、体調が優れない人が多いですよね!
横になることで脚にたまったリンパ液が流れはじめ、上半身へと戻ってきます。
するとリンパ節にたんぱく質が大量に流れ込み、NK細胞を刺激し休んでいたNK細胞たちが、張り切ってパトロールででかけるようになります。
大橋先生による免疫力アップの方法

- 食事の2時間後!これ凄く重要です。(昼でも夜でもOK)
- お腹の上に手を置いて仰向けになる。
お腹の上に手を置き腹式呼吸が正しくできているかチェックする。 - 20分間、腹式呼吸をする。
・鼻からゆっくり息を吸い込みお腹を膨らませる。
・口からゆっくり息を吐く
・1分間に2~3回、1回に約20秒かけて呼吸を行う。
食事の2時間後!食後でないと意味がありません!
私たちのお臍の上あたりには、脚や腸からのリンパ液が溜まる乳び槽というタンクみたいな部分があります。
乳び槽は、リンパ液が溜まると大きく膨らむため、その膨らんだときに腹式呼吸をすると圧力が加わり溜まったリンパ液を一気に流すことができます。
その時、腸からのリンパ液が多く流れることが特に重要
腸は外と繋がっているため、細菌やウイルスが常に入ってきます。
そのため腸の中は、常に異物と免疫細胞の戦場のようになるため、腸の壁には非常に精鋭の免疫細胞が集まています。
腸の壁にいる精鋭の免疫細胞たちが、乳び槽の流れと一緒に腸から全身へまわるからです。
食事に含まれる脂肪分の多くは、小腸から吸収されてリンパ管の中に入っていきます。
いきなり血液の中には入らないので、食後2~3時間後は腸からの脂肪分を含んだリンパ液が、大量に流れこみ乳び槽が最も膨らむ時間帯です。
だからこそ、食事をした2~3時間後に横になって、腹式呼吸するのがリンパ液を流すのに最も効果的なのです。
免疫力アップ法その1. お風呂に入りながら免疫細胞を鍛えろ!
国際医療福祉大学大学院 前田眞治先生の研究によって明らかになった、もうひとつ簡単な免疫力アップ法が紹介されていました。
人の細胞は、過度な負荷やストレスを与えられると活動量が増えたり、盛んに分裂が進むなどの生体反応が起きます。
これは免疫細胞も同じで、免疫細胞に適度なストレスを与え、鍛えてあげると免疫細胞が活性化することがわかってきました。
お風呂で免疫力がアップする仕組み
免疫細胞は温度に非常に敏感で、体温が一度上がると非常にストレスを受け、免疫細胞が活性化することがわかっています。
私たちの体温は皮膚表面では、外気の温度に応じて上がったり下がったりしています。
しかし、からだの内部の温度(深部温度)は外気の温度に関わらず、ほぼ一定に保たれています。
この深部体温をお風呂に入って1度ほど上げることによって、熱がストレスとなり免疫細胞を鍛えることができます。

41度のお湯に15分程度肩までつかって温まる
少し長めにお湯につかることで、身体の内部まで熱を伝えることができる。
深部体温が1度上がったかどうかの目安は、額に汗がにじむこと
お風呂の入り方に少し工夫し、深部体温を一度上げることで得る効果。
NK細胞が、入浴前のおよそ1.3倍に上昇することが明らかになっています。
寝ながら腹式呼吸&入浴法で免疫力が活性化するか検証!
先ほど紹介した2つの免疫力アップ法を、3名の人で検証していました。
検証を行ったのは
56歳 女性。現在抱えている悩みは
・ 疲れやすい
・ 風邪をひきやすい
・ 1年くらい前から口内炎ができるようになった
54歳 男性。現在抱えている悩みは
・ 20代の時は風邪をひいても1日で治っていたのに、なかなか治らない。
71歳 男性。現在抱えている悩みは
・ 疲れやすい
この3人の悩みは、免疫力が低下したときに現れる典型的な症状ですね!
検証その1. 毎日昼食を食べた2時間後に、仰向けに寝ながら腹式呼吸を20分間する
今回の検証期間は4日間
- NK活性検査を行う(血液検査)
- 昼食の2時間後に、仰向けに寝ながら腹式呼吸を20分行う
NK活性検査は、NK細胞の状態を調べる検査で25を基準に、25以下は免疫力が低下していることになります。
NK活性(検証前) | NK活性(4日後) | |
56歳 女性 | 23 | 43 |
54歳 男性 | 6 | 17 |
71歳 男性 | 20 | 30 |
検証結果、仰向けに寝ながら腹式呼吸を20分行うだけで、3人とも免疫力(NK活性)がアップしました!
54歳の男性は、基準値には届かなかったものの大幅にアップ!後の2人は、基準値を上回りました。
ポイントは食事後2時間&寝ながら腹式呼吸20分ですね。
検証その2. 寝ながら腹式呼吸20分間+入浴法
今回の検証期間は+1日間(既に4日間の寝ながら腹式呼吸法で、NK細胞が上がった状態)
- 昼食の2時間後に、仰向けに寝ながら腹式呼吸を20分行う
- 夜に入浴し深部体温を一度上げる
NK活性(検証前) | NK活性(4日後) | NK活性(+1日) | |
54歳 男性(深部体温36.2) | 6 | 17 | 17 |
71歳 男性(深部体温35.7) | 20 | 30 | 43 |
検証結果、54歳の男性は変わらずでしたが、71歳の男性は更に上昇しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
毎日の生活の中で工夫することで、免疫力をアップすることができます。
お仕事が忙しい人は、なかなか横になる時間を作ることは難しいかもしれませんが、休日など時間のあるときには、リンパを流して免疫細胞に全身もれなくパトロールしてもらいましょう。
また、お風呂は1日の疲れを落とすだけでなく、免疫力アップすることも分かりました。
1日たった15分の健康法です!
今日から、是非はじめてください!
- 食事の2時間後に仰向けに寝ながら、20分の腹式呼吸。
- お風呂は41度の湯ぶねに15分間、ゆっくり入りましょう。
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