川島なお美さんの命を奪った胆管がんとはどんな癌なのか

2015年9月24日午後10頃、川島なお美さんが胆管がんで亡くなられました。
川島なお美さんと言えば、数日前から激ヤセで話題になっていました。

2013年7月の人間ドックによって、肝臓に小さな腫瘍がみつかり実際に手術を受けたのは、翌14年1月28日と言われています。腫瘍が見つかっていたにも関わらず、女優という仕事を優先された結果だったのでしょう。

手術後も、抗がん剤治療はしない方向での治療を行われてていたそうですが、この選択もやはり女優としての一生を全うするための選択だったのかもしれません。

余命1年と宣告されても、凛として女優業を全うされたことは、本当にすごい人。という一言につきます。
川島なお美さんの、ご冥福を心からお祈り致します。

胆管がんは、女性よりも男性の方が発症率が高い癌と言われていますが、胆管がんについてまとめてみました。

胆管がんの初期症状

胆管とは、胆汁が通る管のことを言いますが、初期症状は殆どなく黄疸によって発見されることが多いのですが、まれに黄疸のサインも出ないまま、静かに進行してしまう非常に恐ろしい癌と言われています。

・皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
・便が白くなる
・尿が茶色になる
・全身に激しい痒み
・右上腹部の鈍痛
・食欲不振
・体重減少

このような症状が出たら、直ぐに専門医の受診することをおすすめします。

胆管がんの検査

採血検査

胆管がん血液検査

上記のような症状があらわれた場合、まず血液検査を行います。
胆管が詰まってしまうと(胆道閉塞)、血液中のビリルビンの増加や、胆道系酵素(ALP、γ-GTP)の数値の上昇がみられます。

腹部超音波(エコー)検査

胆管がんエコー検査

外来で手軽に行うことが出来る検査になります。腹部にジェルを塗り超音波の出るプローブをおなかに当てるだけの検査なので、痛みを伴うこともなく当日に検査結果をすることができます。

CT、MRI検査

胆管がんCT検査

エコー検査で、癌の疑いがある場合はCTやMRIなどの検査によって、より詳しく検査をすることになります。
CT検査は、からだにX線をあて、からだの断面図を撮影することによって、腫瘍の部位や広がりを知ることができます。
MRI検査は、巨大な磁石の中に入り、からだを撮影する検査でCT検査よりも更に詳しい情報を知ることができます。

胆管がんの治療法

胆管がん治療法

手術(外科治療)

胆管がんの場合は、手術が唯一治癒が期待できる治療法になりますが、胆管がんが進行している場合については、肝臓や膵臓などの臓器に直接処理が加わり、高リスクのある手術になってしまいます。

また、ステージ3以上の胆管がんの場合は、再発率も高くなるため手術後も、抗がん剤治療や放射線治療が行われることもあります。

抗がん剤治療(化学療法)

胆管がんの抗がん剤治療は、ゲムシタビン+シスプラチン併用療法が確立されています。
抗がん剤の中では比較的、副作用の少ないと言われていますが、吐き気・倦怠感・食欲不振・骨髄抑制・腎機能障害・難聴・末梢神経障害などが報告されています。

放射能治療

胆管がんの放射線治療は、手術が不可能で遠隔転移していない時に行われる治療法で、2種類の方法があります。

外部照射法

からだの外部から放射線を少ない線量にし繰り返し照射する方法

腔内照射法

胆管の中に細いチューブを通し小線源を癌の近くまで送り込み、癌とその周りだけに照射します。

まとめ―早期発見、早期治療によって生存率が高くなる胆管がん

全国胆道がん登録調査によると、全切除できた場合であっても、ステージ3以上の胆管がんの場合の5年生存率は、1年生存70%、3年生存37%、5年生存26%となっています。
非切除例では、1年生存22%、3年生存3%と厳しい結果となっています。

胆管がんの場合は、男性に多い病気で70代に最も多くみられるため、加齢がひとつの危険因子となっています。
胆管がんは、初期症状がないため見逃してしまう癌のため、定期的な検査を受けることが重要になってきます。