ストレス社会の日本では、うつ病で苦しんでいる人が年々増加しています。
うつ病を患ったことがない人でも、こんな経験をしたことがあると思います。
- 眠れない日が続く
- なんとなく食欲がない
- やる気がでない
- 気持ちが落ち込んでしまう
- なんだかイライラする
このような症状が2週間以上ずっと続くと、うつ病のサインだと言われています。
こんなこと日常茶飯事!とそのまま放置していると、どんどん症状が進行してしまいます。
うつ病と診断される前に、対策を行うことで未然に防ぐことが出来ます。
腸内環境の悪化がうつ病をつくる
うつ病というと、精神的な問題と思われがちですが、近年の研究によって腸内環境に大きな原因があることが分かってきました。
セロトニンの90%は腸に存在する
うつ病の原因は、脳内のセロトニン量が少ないことで引き起こされていると言われています。
人体におけるセロトニン量は、全体で約10ミリグラムほどなのですが、セロトニンは幸せホルモンと言われてて、イメージ的には脳に存在しているように感じますよね。
しかし、実際にはセロトニンの90%は腸に存在し全体の各臓器に運ばれています。そして、脳に存在するのは、残りの2%程度と言われています。
このわずか2%のセロトニンが人の精神活動に大きく関与しているんですね。
うつ病を改善するためにはセロトニン量を増やそう
うつ病の症状を改善させるためには、脳内セロトニンの量を増やす必要があるのですが、セロトニンは、トリプトファンとう必須アミノ酸を原料に作られます。
そのため、うつ病の栄養指導などでは卵や、大豆食品、乳製品などをしっかり食べるように指導されるのですが、それは、トリプトファンを含む必須アミノ酸は、からだが自力で合成することが出来ないため、食べ物などから取る必要があるからです。
また、脳内セロトニン量を増やすための薬剤や抗不安剤、精神安定剤などが処方されることもあります。
しかし、もうひとつセロトニン量を増やすために重要な役割をしているのが腸内細菌です。
トリプトファンがセロトニンへと変化する際に、腸内細菌が存在しないとセロトニンを合成するためのビタミンが不足し、セロトニンなどの脳内物質を作り出すことができません。
つまり、このトリプトファンは腸内細菌という土台があってこそセロトニンへと変わることができるのです。
うつ病の症状を改善させるためのセロトニン量の増加には、多種多様な細菌が腸にバランスよく存在できるような腸内環境を気付くことが大前提になってくるのですね。
うつ病を克服したいなら腸内環境を改善せよ!
うつ病を改善させるためのセロトニンは腸内細菌なくしては、作り出すことが出来ないことは分かりましたよね。
ストレスは悪玉菌を異常増加させる
しかし、うつ病の最大の原因であるストレス!このストレスは腸内環境を最悪な状態にしてしまいます。
過度なストレスは、悪玉菌を異常増加させ腸内フローラ(腸内細菌)のバランスを乱してしまいます。
腸内環境に乱れとストレスが重なることで、体調が悪くなるばかりでなく、うつ病を改善させるために重要な働きをする腸内細菌が減少してしまい、ますます最悪な状態に!
脳と腸は深く結びついています。精神的ストレスが便秘や下痢など腸の不調を生む一方、逆に腸の不調がストレスになり、心の不調をもたらす。
治りにくい心身の不調には、この仕組みが働いていることが多いとも言われています。
腸を鍛えることで、うつ病は克服できる
東京医科歯科大学の名誉教授である藤田紘一郎博士は「脳の中に存在する神経伝達物質で幸せ物質なるものを作る工場が腸の中にある」と述べています。
うつ病治療においては、脳内セロトニンを増やすことばかりに目を向けがちですが、それ以前に重要なのは、腸内細菌を増やす生活習慣を身につけること!腸を鍛えることで、うつ病は十分に克服できる可能性があります。
いえいえ!腸内環境の改善なしでは、うつ病の克服は難しいかもしれません。
乳酸菌でうつ病を克服しよう!
腸内環境が、うつ病を改善させるために重要であることが分かりましたよね!
幸せホルモンは腸で作られる!腸内環境を改善して、うつ病を克服しましょう。
私たちの腸の中に住んでいる乳酸菌を増やすことが、腸内環境を整えるために必要になってきます。腸の中で乳酸菌などの善玉菌が活発に働くことで、腸内環境はどんどん改善されていきます。
しかし、うつ状態になってしまっている人の腸内環境は悪化している可能性が非常に高く、1日2日で腸内環境を改善することは出来ません。
しかし、腸内環境に良い生活習慣を心がけ、乳酸菌サプリなどを毎日の生活に取り入れることで、必ず腸内環境は改善していきます。
腸内環境が改善することで、脳内セロトニンの分泌も活発になりうつ病から克服することに希望を持つことが出来ます。
1日1兆個の乳酸菌が目安
便秘解消などの場合は、1日1000億個程度の乳酸菌の摂取を行うと良いとされていますが、うつ病などの場合は最低1日1兆個の乳酸菌を取り入れるようにしましょう。
1兆個の乳酸菌を一度に取り入れる場合は、加熱殺菌された乳酸菌を選ぶ必要があります。
生きた乳酸菌の場合は、1度に大量の乳酸菌を摂取することが難しいからです。
うつ病克服のための乳酸菌選びのポイント!
- 1日1兆個の乳酸菌量
- 加熱殺菌された乳酸菌
まとめ
うつ病を改善するためのセロトニンは、腸で作られる。
脳内セロトニン量を増やすための治療と同時に、腸内環境を改善するために生活習慣の見直しをしましょう!
また、乳酸菌サプリなどを生活の中に取り入れることもポイントです!
乳酸菌サプリを選ぶポイントは、1日1兆個の乳酸菌量を目安にしましょう。
コメントを残す